FXのニューヨーク時間の特徴とは？利益を出すコツも解説！

外国為替市場は、東京、シンガポール、ロンドン、ニューヨークなどの世界各地で開かれており、平日であればどこかの市場が開いています。

本記事では、その中でも日本時間の21時～翌6時（冬時間は22時～翌7時）に市場が開くニューヨーク市場について解説します。

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FXのニューヨーク時間とは？

ニューヨーク市場が開く時間は、日本時間の21時～翌6時（冬時間は22時～翌7時）です。ニューヨーク時間は、取引量が活発になる時間帯で、経済指標の発表も行われます。

ニューヨーク時間は、特に米ドルに関連する通貨ペアの動きが活発になります。

また、ニューヨーク時間はヨーロッパ市場の取引時間と重なるため、ユーロや英ポンドを含む通貨ペアの動きも活発になります。

FXのニューヨーク時間の特徴は以下の通りです。

それぞれについて解説します。

ニューヨーク時間は、サマータイムが導入されています。

サマータイムとは、春から夏にかけて時計を1時間進める制度です。

アメリカでは、サマータイムの開始日である「3月の第2日曜日の午前2時」に時計の針を1時間進め、終了日である「11月の第1日曜日午前2時」に1時間遅らせます。

サマータイムが始まると、ニューヨークの市場開始時間が日本時間で1時間早まり、同様に終了時間も1時間早くなります。

サマータイム期間中は、市場の開始時間と終了時間が1時間ずれることをきちんと把握しておきましょう。

ニューヨーク時間は、主要通貨ペアが活発に取引されます。

ニューヨーク時間には、世界の中心である米国市場が開いているため、米ドルを含む通貨ペア、特にEUR/USD、GBP/USD、USD/JPYなどの取引量が増えます。

また、取引量が多くなるとスプレッドは小さくなるので、取引コストが低くなります。

ニューヨーク時間は、米国の経済イベントやデータ発表が行われる時間帯です。

具体的には、雇用統計、GDP、消費者物価指数（CPI）、連邦公開市場委員会（FOMC）などの発表が行われます。

経済イベント/データ	概要
雇用統計（Non-Farm Payroll）	非農業部門の雇用変動を示す重要な指標。労働市場の健全性を反映し、金融市場に大きな影響を与える。
消費者物価指数（CPI）	消費者が購入する商品とサービスの価格変動を測定する指標。インフレの主要な指標の一つ。
連邦公開市場委員会（FOMC）	米連邦準備制度の金融政策を決定する会合。金利決定や経済見通しに関する発表が行われる。
国内総生産（GDP）	国の経済活動の総計を示す指標。経済成長の重要なバロメーター。
製造業購買担当者指数（ISM Manufacturing PMI）	製造業の景況感を示す指標。経済活動の先行指標として注目される。
小売売上高	小売業の総売上を示す指標。消費者支出の健全性を反映し、経済の動向を示す。
住宅市場指数（HMI）	住宅市場の健全性を示す指標。建築業者の信頼度や新規住宅建設の見通しを反映する。

ニューヨークオプションカットは、米国ニューヨーク市場での通貨オプションの権利行使の期限時刻のことです。

カットオフタイムとも呼ばれており、日本時間午前0時（サマータイムは23時）が権利行使の期限時刻となります。

この時間の前後には、オプションのポジション調整などによって外国為替相場が大きく変動することがあります。

ニューヨーク時間にFXで利益を狙うときのコツは以下の通りです。

それぞれについて解説します。

経済指標発表前には無理に取引しないことを意識しましょう。

経済指標が発表される時間を事前に確認し、発表前の取引を控えることで不必要なリスクを避けることができます。

経済イベント/データ	発表時間（日本時間）
雇用統計（Non-Farm Payroll）	毎月第1金曜日、午後10:30（日本時間）
消費者物価指数（CPI）	毎月中旬、午後10:30（日本時間）
連邦公開市場委員会（FOMC）	約6週間ごとに開催、発表時間は会合により異なる（日本時間）
国内総生産（GDP）	四半期ごと、午後10:30（日本時間）
製造業購買担当者指数（ISM Manufacturing PMI）	毎月第1営業日、深夜0:00（日本時間）
小売売上高	毎月中旬、午後10:30（日本時間）
住宅市場指数（HMI）	毎月中旬、深夜0:00（日本時間）